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エスクロー建築資金管理システムの新たな試みについて
エスクロー信託建築資金管理システムで新しい試みをやっております。
通常お施主様の工事資金の信託(預託)からの出来高支払いと工事会社が倒産した場合の工事会社の引継業者の斡旋をパッケージにしているのですが、引継業者の斡旋を除いて預託金の出来高支払いのみのスキームです。
お施主様からすると工事会社の万が一の時の保全の面で不安要素は残りますが、今回は金融機関からの要請で工事会社の与信補填のため、信託手数料額を下げての検討です。
預託金は現場の進捗と出来高支払いの乖離(過払い)が起きなければ良いので大きなリスクではありませんが。
また今回は木造ではなく鉄筋コンクリート造(RC造)となり、工事のボリュームも大きいためコンストラクションマネジメント(CM)やプロジェクトマネジメント(PM)の方の協力も後押しとなっています。
請負代金数億円の物件で銀行からのご指名とあれば成功すれば今後の展開に期待できます。
自社が施工しない場合のエスクロー信託は、弊社レジスタに利益はありませんが、建設・建築そして不動産業界にも新しい息吹を提供できる可能性があるので携わる意義があると思っております。