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米の高騰について考える
毎日のように米の高騰や備蓄米の販売について報道がされていますね。
不動産仲介や水耕栽培の工事などを手掛ける弊社なりに米の高騰に関する考察をしてみたいと思います。
まず、私の元同僚が埼玉県で農家を営んでいます。
現在の状況を聞いてみました。
「現在たくさんの問い合わせをいただいていますが、新規のお客様への販売は全てお断りしています。これまで継続して購入してくださっているお客様へ在庫分を販売するので手一杯です。」
なかには高騰に乗じて高値で販売するような農家さんも一部いるかもしれませんが、元同僚は長期的な視点で既存顧客を大事にしつつ現在の状況を静観しているように感じました。
備蓄米の販売についても一時的な施策であるという懸念があります。
今後の状況を見極めていくためには原因を探る必要性がありそうです。
米の価格高騰の原因としては様々ありそうですが、大きく異常気象・インバウンド・農家の人手不足があります。
人手不足の背景には少子高齢化など根深い問題もありますが、長く続いた減反政策が大きな原因であったようです。
政府の施策により生産を抑制していたことにより、農業生産への意欲低下や従事者の減少などが深刻になっていました。
現在AI・DXなど解決策となりそうな農業技術は進んでいますが、不動産業界も然りで技術があっても業界全体に行き渡るには様々な障壁があり浸透するには時間を要しそうです。
弊社としては外国人技能実習生賃貸ナビというサイトを運営しており、外国人労働力にも大きな期待を寄せておりますが、やはり日本国内での従事者確保が進まなければ抜本的な改善とは言えないかもしれません。
さらに不動産業者としては、農地についても触れたいと思います。
農地の取引は制限されており、農地を購入できるのは農業従事者となります。
これは農地法で定められており、食糧自給率を維持するための施策です。
しかし農地転用として宅地に地目変更することで農地よりも高値で売却できることとなり、農業経営の大規模化の足かせになっている一面もあります。
上記はあくまでも米の価格高騰の要因の一部に過ぎませんが、不動産についても一部関係性があるということをお伝えさせていただきました。
消費者としては安定した生産による安定した価格でのお米の購入ができることを期待したいですね。
それと弊社は水耕栽培の設備工事やサフラン栽培の事業にも関係しておりますので今後も農業・不動産・建築についても情報発信して参ります。
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